議会活動

地域医療構想による病床数削減について

2019年12月議会

厚生労働省の再編・統合が必要な公立・公的病院に県下5つの病院が入っています。公立・公的病院は、不採算とされる山間地・へき地への医療サービスなど、当県の医療提供体制の中心的な役割を果たしてきました。病院の再編・統合は国の方針もありますが、設置者が地域実情に沿った判断をすべきと考えるが知事の考えはどうか?
【仁坂知事の回答】病院の再編や統合などは設置者やそれを支える住民・市町村が考えるべきことでございます。国がそこまであれこれ言うのはお節介というか、勇み足というところでないかというふうに思います。
 本県では、特に、公立や公的病院が地域医療の中心的な役割を果たしておりまして、各医療圏では地域の実情に応じて、災害とか救急とかへき地医療とか場合によっては不採算になる部門も担いながら、地域住民の安全・安心に大きく寄与してくださっているわけでございますから、今回の公表が、結果的に、病院関係者や自治体の長、あるいは住民の不安を招くことになっているということは、これは遺憾なことだというふうに考えております。
 県としては、地域医療構想調整会議において、引き続き、各医療機関が担う役割について丁寧な議論を行い、そして合意形成を図りながら適切な医療提供体制の構築に取り組んでいけばいい、そういうふうに思っております。

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