議会活動

県立中学校・高等学校の今後について

2020年06月議会

(全文)昨年度の県立高校選抜試験は田辺高校と南部高校普通科が1クラス減であったが、12月議会での一般質問で「田辺普通科ではなく定員割れする「食と農園科」で定数減し入学者調整すべきではないか」と申し上げましたが、今春、田辺高校普通科では最終11人あふれる一方、南部高校「食と農園科」は3クラス120人定員のところ1クラスちょっとの52人の入学者数でありました。
なぜ「田辺高校普通学科」を希望する田辺西牟婁地域の子供たちに門戸をしぼり、そこまで「食と農園科」に誘導しようとするのかその方針は理解に苦しみます。
「自主性を育てる」ということは教育において大変大事なことだと考えますが、15歳なりに自主的に人生の進む方向を考え進もうとしている子供たちを大人の価値観でゆがめていないでしょうか。
12月議会で「田辺高校普通科を戻し、ずっと定員割れしている食と農園科定員120を80に再調整するべき」と申し上げましたが、令和2年度の結果を見ての総括をお願いします。
【教育長の回答】「和歌山の子供は和歌山で育てる」という方針のもと、昨年度の高校入試における全日制課程の本出願倍率は、0.90倍となり、みなべ、田辺・西牟婁地域 の生徒が行きたい学校に進学したものと考えています。
南部高等学校では、新しい実習棟も完成し、長期的な視点をもって支援してまいりたいと考えています。 また現状でも普通科が多い中で、さらに希望が多いから、人気があるからといって、それに迎合していくことは、かえって子供たちが、自立していくことを遅らせることになると考えます。
令和3年度の県立高等学校募集定員につきましては、地域の子供たちの人数や各学校・学科の特徴を踏まえ、10月末に総合的に判断してまいりたいと考えています。

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