地域経済

谷口和樹の活動のうち、地域経済に関わる政策への言動をまとめています。

和歌山県のSDGsの取り組みについて

SDGsは持続可能な社会を目指して世界全体で目指すゴール。進める上で、理解した行政の少しの人数で目指すより、共感する、より多くの県民と共に自主性の高い取り組みをした方が結果的により効果的。より多くの大衆に波及するように、またデジタル世代に波及する為にも、ぜひロゴやデザインを前面に出しながら長期総合計画に盛り込みやってほしいと思いますが知事のご意見をお伺いします。

【仁坂知事の回答】県としては、福祉の充実や産業振興、防災対策、良好な生活環境の保持、活力と魅力あるまちづくりなど、あらゆる分野の課題に、具体的な行動や活動を、今後とも着実に取り組んでまいりたい。それがSDGsの示すものだと私は思っております。

県内のフリーWi-Fiエリアの拡大について

和歌山フリーWi-Fi整備から10年経ち、現在は学生児童がギガスクール構想で1人1台タブレットを持つようになりました。今後は無料Wi-Fiエリア拡大など県による通信インフラへの投資が必要と考えます。県内の学校、体育館、図書館、水族館、公園や防災拠点(整備率56%34位)などに通信料金のいらない「フリーWi-Fi接続エリア」を広げることができないかお聞きします。また将来的に少しづつフリーWi-Fiエリアを広げ、いずれ「通信料金のいらない県」を目指すことができないか知事にお聞きします。

【仁坂知事の回答】例えば営利目的の誘客施設などでは、ビジネスの問題として考えて欲しいと思います。ただ、議員ご指摘のように、たくさん例を挙げられたものの中には公共目的の施設や公共目的の事業があります。そういうものについては、今の世の中の流れから言えば、積極的にこういうものが利用できないと困るところです。ちゃんと整備しておくということは、我々の問題としても大事なことではないかなというふうに考えています。

2032ムンバイ五輪誘致構想を表明しているインド・マハラシュトラ州との国際交流について

これまでの交流実績を活かしたスポーツ交流などの取り組み(マハラシュトラ州との交流の経緯、代表的な成果、今後の取り組み)を聞きました。

【仁坂知事の回答】2013年10月から相互協力の覚書を締結。人口で100倍ほど差はありますが、職員派遣、観光交流、青少年交流などを行ってきましたが、谷口議員も大変な尽力をされてスポーツ交流も最近盛んになっております。昨年2月からはじまったレスリング交流はコロナで難しい中でも途切れないようにオンラインで相互に技術交流するなど県としても今大変熱心に取り組んでいる分野であります。こういう交流を一種の成功モデルとして位置付けまして、同州及び県内競技団体の意向も踏まえながら、他競技においてもこういった交流ができないか県としても協力していきたいと考えております。

IT企業をはじめとする県内企業とのビジネスマッチングなどの経済交流の実績と今後の予定について聞きました。

【 商工観光労働部長の回答】新型コロナ感染症の収束を見据え、今後も県内企業の海外販路開拓を支援してまいります。その中で、インド・マハラシュトラ州とのビジネスマッチングについても、地場産業や誘致したIT企業をはじめとした県内企業に参加を働きかけ、一層の経済交流を進めてまいります。

和歌山県とマハラシュトラ州の友好発展と課題解決を同時に図るため建設分野で特定技能外国人と受け入れ事業者とのマッチングに取り組めないか聞きました。

【 県土整備部長の回答】ご提案の一定の技能を習得した外国人材の活用も一つの方策と考えます。建設業協会に制度を周知し「建設技能人材機構」を紹介するなど、外国人材を活用しやすい環境を構築してまいります。マハラシュトラ州から相談があった場合には、関係機関と連携し丁寧な対応に努めてまいります。

田辺西牟婁地方における地域再生へのビジョン

和歌山市では薬学部や看護学部、大学誘致の計画があるが、人口減少の激しい田辺・西牟婁地域で、全国から若い世代の集まる仕組みづくりをどのように描いているか聞きました。
栗栖川ー近露間の路線バス廃止など公共交通の廃線は、県外からの移住推進と関わる課題。過疎地域の交通確保について聞きました。

救命救急センターとのアクセス道路「文里湾架橋」について

救命救急センターへの「命の道」として文里湾バイパス架橋」についてお聞きしました。

現在進めている道路網の整備により、市街地からの救急搬送時間の短縮が期待できます。効果を検証した上で将来的に検討させていただきたいと思います。

文里湾架橋の必要性については、多くの方々からご意見をいただきます。田辺市を中心とした旧市街地エリアは近年、独居の高齢者の家が大変多くなっている中、当然救急搬送の機会も大変多く、その内訳には脳梗塞、脳卒中、脳出血、心肺停止など命にかかわるものがあります。昨年22年度実績ですが、文里湾架橋に影響を受けるであろう地区には旧田辺エリア全体の高齢者数17003人の53%の9130人がお住まいで、全体の救急搬送の約55%がこのエリアで発生しています。
うち国立南和歌山医療センター搬送件数1238件で、このエリアでは584人、さらには中等傷以上・入院・体重・死亡はそのうちの約53%となっています。この数値は極めて高い数値であると認識しています。
周辺の海への配慮は当然ですが文里湾架橋は緊急搬送の命の道として必要ではないかと考えています。

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